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2010年7月

2010年7月31日 (土)

★私のベストテン(1983-2009):その年聴いた音盤から毎年大晦日選出

●Year(Age)

●2009(42-43)・・・候補作367作品(395枚)から。
1 柴草玲:会話
2 柴草玲:小唄婦人
3 柴草玲:あじさい
4 筆おろし(柴草玲・長見順・GRACE):"LIVE IN JAPAN" LIVE at 下北沢440 =2003.4.19=
5 渋谷毅オーケストラ:ホームグランド・アケタ・ライブ
6 スーパー ジャンキー モンキー:SONGS ARE OUR UNIVERSE (2枚組)
7 Jacques Demy/Michel Legrand:Les Demoiselles De Rochefort (「ロシュフォールの恋人たち」 オリジナル・サウンドトラック リマスター完全盤)(2枚組)
8 Jacques Demy/Michel Legrand:Les Parapluies De Cherbourg (「シェルブールの雨傘」 オリジナル・サウンドトラック 完全盤)(2枚組)
9 エッセンシャル・エリントン+清水秀子:SONGS
10 AKETA・ルナ・明田川歩・野本謙之・野村陽三:メニーナ・モッサ アケタ・ミーツ・ボーカル

●2008(41-42)・・・候補作362セット(398枚)から。
1 渋谷毅:ソロ フェイマス・コンポーザーズ
2 渋谷毅:ソロ フェイマス・メロディーズ
3 渋谷毅:アフタヌーン
4 大友良英producesさがゆきsings:see you in a dream(2枚組)
5 さがゆき:Day Dream sings Duke Ellington
6 さがゆき・渋谷毅・潮先郁男:We'll meet again
7 小川美潮:檸檬の月
8 由紀さおり・安田祥子:あの時、この歌-オリジナル・ソング・ブック-
9 華乃家ケイ&渋谷毅:たそがれの夢
10 ね.:ライヴ・アット・アケタ

●2007(40-41)・・・候補作113セット(139枚)から。
1 奥田民生:無限の風
2 (VARIOUS):人間万葉歌 阿久悠作詞集(5枚組)
3 フルトヴェングラー/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団:ベートーヴェン 交響曲第5番《運命》(1947.5.27)/《エグモント》序曲
4 畠山美由紀 with ASA-CHANG&ブルーハッツ:わたしのうた
5 今井ゆうぞう・はいだしょうこ:NHK おかあさんといっしょ 最新ベスト ぼよよん行進曲
6 チャットモンチー:生命力
7 遠藤賢司:にゃあ!
8 東京スカパラダイスオーケストラ:BEST OF TOKYO SKA 1998-2007(2CD+DVD)
9 竹内まりや:チャンスの前髪/人生の扉
10 椎名林檎×斎藤ネコ:平成風俗

●2006(39-40)・・・候補作102セット(112枚)から。
1 (VARIOUS):NHK いないいないばぁっ! うた☆うた☆だいすき!(2枚組)
2 フルトヴェングラー/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団:ブラームス 交響曲第1番(1952.2.10)/グルック 歌劇《アルチェステ》序曲
3 (Original Broadway Cast Recording):The Producers
4 Madonna:Confessions On A Dance Floor
5 Eminem:Curtain Call The Hits(2枚組)
6 矢野顕子:ごはんができたよ
7 フリードリヒ・グルダ:モーツァルト ピアノ・ソナタ 第11番《トルコ行進曲付》・第13番・第15番、ロンド
8 小島麻由美:スウィンギン・キャラバン
9 ムーンライダーズ:ゆうがたフレンド(公園にて)
10 クラムボン:LOVER ALBUM

●2005(38-39)・・・候補作43セット(50枚)から。
1 サザンオールスターズ:いとしのエリー
2 奥田民生:トリッパー
3 加藤和彦:あの頃、マリー・ローランサン
4 (オリジナルサウンドトラック):NANA -MOVIE-(CD+DVD)
5 Ellie Greenwich:Composes,Produces & Sings + Let It Be Written,Let It Be Sung...
6 チャットモンチー:chatmonchy has come
7 RCサクセション:ラプソディー ネイキッド(2CD+DVD)
8 (The New Broadway Cast Recording):The Sound Of Music
9 奥田民生:LION
10 森高千里:MY FAVORITES

●2004(37-38)・・・候補作160セット(211枚)から。
1 Brian Wilson:Smile
2 奥田民生:スカイウォーカー
3 (The New Broadway Cast Recording):Cabaret
4 Randy Newman:Bad Love
5 (VARIOUS):服部良一 東京の屋根の下 僕の音楽人生 1948~1954(2枚組)
6 Randy Newman:The Randy Newman Songbook Vol.1
7 John Kander & Fred Ebb:An Evening With John Kander & Fred Ebb
8 平井堅:瞳をとじて
9 松平健:マツケンサンバII(CD+DVD)
10 カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団:シューマン 交響曲第1番《春》・第3番《ライン》

●2003(36-37)・・・候補作231セット(299枚)から。
1 (The London Cast Recording):Chicago - The Musical
2 (The Broadway Cast Recording):Chicago - The Musical
3 (劇団四季ミュージカル):クレイジー・フォー・ユー
4 (Original London Cast Recording):Crazy For You
5 (Soundtrack):Chicago - Music From The Miramax Motion Picture
6 (VARIOUS):一期一会 Sweets for my SPITZ
7 松任谷由実:ユーミン・コンポジションズ:フェイセス
8 Frank Zappa:You Can't Do That On Stage Anymore Vols.1 Thru 6(12枚組)
9 Teresa Teng:甜蜜蜜 スクリーン・テーマ集 台湾・香港映画
10 王菲:菲靡靡之音

●2002(35-36)・・・候補作124セット(140枚)から。
1 椎名林檎:発育ステータス 御起立ジャポン(DVD)
2 ナンバーガール:NUM AMI DABUTZ
3 王菲:菲賣品
4 バカ殿様とミニモニ姫。:シングルV「アイ~ン体操/アイ~ン!ダンスの唄」(DVD)
5 中村雅俊:虹の少女
6 桑田佳祐:白い恋人達
7 東京スカパラダイスオーケストラ:Stompin' On DOWN BEAT ALLEY
8 モーニング娘。:映像ザ・モーニング娘。2~シングルMクリップス~(DVD)
9 王傑:影視金曲
10 遠藤賢司:俺は寂しくなんかない

●2001(34-35)・・・候補作137セット(168枚)から。
1 奥田民生:custom
2 奥田民生:The STANDARD
3 小島麻由美:me and my monkey on the moon
4 小島麻由美:マイ ネーム イズ ブルー
5 ピチカート・ファイヴ:さ・え・ら ジャポン
6 ピチカート・ファイヴ:Pizzicato Five R.I.P.~Big Hits and Jet Lags 1998-2001
7 小島麻由美:ソングス・フォー・ジェントルメン 小島麻由美のセクステット-ライヴ
8 Frank Zappa:Ship Arriving Too Late To Save A Drowning Witch
9 Frank Zappa:Hot Rats At The Olympic
10 モーニング娘。:ザ☆ピース!

●2000(33-34)・・・候補作349セット(411枚)から。
1 小島麻由美:二十歳の恋
2 小島麻由美:さよならセシル
3 宇多田ヒカル:Wait & See ~リスク~
4 奥田民生:ひとり股旅(DVD)
5 奥田民生:FAILBOX
6 奥田民生:30
7 奥田民生:29
8 aiko:桜の木の下
9 東京スカパラダイスオーケストラ:FULL-TENSION BEATERS(シングル付)
10 (VARIOUS):松本隆 風街図鑑 1969-1999(7枚組)

●1999(32-33)・・・候補作275セット(315枚)から。
1 東京スカパラダイスオーケストラ:SKA EVANGELISTS ON THE RUN TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA 1998>>1999(ビデオ)
2 Fishmans:98.12.28 男達の別れ(2枚組)
3 (VARIOUS):筒美京平:HITSTORY KYOHEI TSUTSUMI ULTIMATE COLLECTION 1967-1997 Vol.1(4枚組)
4 宇多田ヒカル:First Love
5 こだま和文:レクイエム ダブ
6 スピッツ:RECYCLE Greatest Hits of SPITZ
7 aiko:カブトムシ
8 (VARIOUS):再発見・ニッポンの音/芸(8) 戦争の表と裏
9 Captain Beefheart & The Magic Band:Doc At The Radar Station
10 小沢健二:犬は吠えるがキャラバンは進む

●1998(31-32)
1 奥田民生:股旅
2 PUFFY:JET CD
3 浜田雅功:春はまだか(シングル)
4 東京スカパラダイスオーケストラ:ARKESTRA
5 東京スカパラダイスオーケストラ:トーキョー・ストラット
6 Brian Wilson:Imagination
7 The Beach Boys:The Beach Boys Single Collection(3枚組)
8 ACO:Lady Soul         
9 鈴木慶一:THE LOST SUZUKI TAPES
10 安室奈美恵:181920

●1997(30-31)
1 遠藤賢司:夢よ叫べ
2 遠藤賢司バンド:不滅の男 遠藤賢司バンド大実況録音盤(2枚組)
3 (VARIOUS):筒美京平:HITSTORY KYOHEI TSUTSUMI ULTIMATE COLLECTION 1967-1997 Vol.2(4枚組)
4 佐野元春:フルーツ
5 ムーンライダーズ:Bizarre Music For You
6 Frank Zappa:You Can't Do That On Stage Anymore Vol.2 The Helsinki Concert(2枚組)
7 Frank Zappa:Joe's Garage Acts I,II,&III(2枚組)
8 Fishmans:宇宙 日本 世田谷[Uchu Nippon Setagaya]
9 矢野顕子:ピアノ・ナイトリィ
10 Solo:Solo

●1996(29-30)
1 Brian Wilson:I Just Wasn't Made For These Times
2 Curtis Mayfield:Curtis
3 Carole King:Tapestry
4 ナイアガラ フォーリン スターズ:レッツ・オンド・アゲン
5 広沢虎造:広沢虎造浪曲全集~清水次郎長伝~(8枚組)
6 小坂忠:ほうろう
7 内田有紀:泣きたくなる
8 PUFFY:amiyumi
9 (VARIOUS):MEMORIAL POP SHOP(10枚組)
10 (VARIOUS):甦える童謡歌手大全集(10枚組)

●1995(28-29)
1 小沢健二:VILLAGE'the video'(ビデオ)
2 (VARIOUS):精選盤 昭和の流行歌(20枚組)
3 小沢健二:ライフ 
4 小沢健二:さよならなんて云えないよ(シングル)
5 小沢健二:痛快ウキウキ通り(シングル)
6 小沢健二:強い気持ち・強い愛/それはちょっと(シングル)
7 小沢健二:CITY COUNTRY CITY(ビデオ)
8 Brian Wilson And Van Dyke Parks:Orange Crate Art
9 ECD:LIVE AT SLITS/SUMMER MADNESS
10 中島みゆき:旅人のうた(シングル)

●1994(27-28)
1 Frank Zappa:Zappa In New York(2枚組)
2 ビブラストーン:ナショナル
3 The Who:Thirty Years Of Maximum R&B Live(ビデオ)
4 Frank Zappa:The Grand Wazoo 
5 鈴木慶一(produce):マザー2 ギーグの逆襲
6 近藤真彦:近藤真彦 ザ・ベスト(2枚組) 
7 Amalia Rodrigues:Com Que Voz
8 中森明菜:歌姫
9 スチャダラパー:スチャダラ外伝
10 Haris Alexiou:Di Efchon

●1993(26-27)
1 六代目三遊亭圓生:特選圓生十八番集8 百年目/蟇の油
2 (VARIOUS):幻の名盤解放-藤本卓也作品集*キング編 君が欲しい
3 ムーンライダーズ:A.O.R.
4 (VARIOUS):幻の名盤解放歌集*ポリドール編 お願い入れて
5 The Beatles:Unsurpassed Masters Vol.3
6 東京スカパラダイスオーケストラ:PIONEERS
7 潘越雲:痴情
8 ビブラストーン:Smile!! It's not the end of the world
9 雪村いづみ:雪村いづみスーパー・ジェネレイション
10 ハナ肇とクレージーキャッツ:東宝クレージー映画オリジナルサントラ集/クレージーキャッツトラックス(2枚組)

●1992(25-26)
1 広沢虎造(先代):浪曲名人選 次郎長外伝=全集(1)~(10)(10本組)
2 Frank Zappa:The Best Band You Never Heard In Your Life(2枚組)
3 (various):Paris Musette
4 六代目三遊亭圓生:特選圓生十八番集1 文七元結/三年目
5 Nusrat Fateh Ali Khan And His Party:Qawwali=The Vocal Art Of Sufis[II]
6 東京スカパラダイスオーケストラ:TOKYO SKA EVERYTIME WE SAY GOODBYE 翳りゆく光の中で(ビデオ)
7 The Beatles:CD Box(16枚組)
8 河内家菊水丸:特選!!河内家菊水丸新聞詠み・古典河内音頭ネタ十八番第2集
9 Qlair:Les filles  
10 Sally:瀟灑走一回

●1991(24-25)
1 Billie Holiday:The Lady~Complete Collection(8枚組)
2 ビブラストーン:エントロピー・プロダクションズ
3 Billie Holiday:The Great Interpretations Of Billie Holiday~The Complete Commodore Recordings(2枚組) 
4 高勝美:哭砂。
5 中森明菜:精華集演唱會(ビデオ) 
6 劉小慧:In your dreams
7 (various):Rutles Highway Revisited
8 林憶蓮:愛上一個不回家的人
9 羅大佑:原郷 
10 ムーンライダーズ:最後の晩餐

●1990(23-24)
1 東京スカパラダイスオーケストラ:スカパラ登場
2 小泉今日子:丘を越えて(シングル)
3 Lester Young With Count Basie & His Orchestra:Let's Go To Prez
4 Luis "Perico" Ortiz:El Isleno
5 (various):Quatro Grandes Do Samba
6 渡辺満里奈:A PIECE OF CAKE! 
7 ロスインディオス:全曲集
8 チャイコフスキー交響曲第5番他 (カラヤン=ベルリンフィル)
9 Jimi Hendrix:Band Of Gipsys 
10 美空ひばり:ジャズ&スタンダード

●1989(22-23)
1 ビブラストーン:VIBRA IS BACK
2 フィンガー5:フィンガー5サードアルバム 上級生/恋の大予言
3 小泉今日子:KOIZUMI IN THE HOUSE
4 The Beach Boys:Pet Sounds
5 XTC:Oranges & Lemons 
6 Salif Keita:Soro
7 (VARIOUS):服部良一/僕の音楽人生(3枚組)
8 Billie Holiday:Lady Day
9 3Mustaphas3:Shopping  
10 小泉今日子:BALLAD CLASSICS II

●1988(21-22)
1 Willie Colon:Especial No.5
2 Frank Zappa:Broadway The Hard Way
3 JAGATARA:ニセ予言者ども
4 Talking Heads:Naked 
5 Willie Colon:Solo
6 Willie Colon:Fantasmas
7 渡辺美奈代:マイボーイ~歌え!太陽~
8 渡辺美奈代:抱いてあげる(シングル)
9 Ruben Blades:Maestra Vida Segunda Parte  
10 Willie Colon:Tiempo Pa'Mator

●1987(20-21)
1 Frank Zappa:Does Humor Belong In Music 
2 あがた森魚:バンドネオンの豹  
3 Frank Zappa:Sheik Yerbouti(2枚組)
4 おニャン子クラブ:サイドライン
5 Jennifer Warnes:Famous Blue Raincoat
6 テレサテン:全曲集(2枚組)
7 鈴木さえ子:スタジオロマンチスト
8 The Dukes Of Stratosphear:Chips From The Chocolate Fireball
9 ストラビンスキー「火の鳥」(ブレーズ=ニューヨークフィル) 
10 松尾清憲:ノーサンキュー

●1986(19-20)
1 Van Dyke Parks:Discover America
2 笠置シヅ子:オリジナル盤による懐かしの針音(2枚組)
3 ブラームス交響曲第1番(バーンスタイン=ニューヨークフィル)
4 (various):Lost In The Stars = The Music Of Kurt Weill
5 (various):Phil Spector's Christmas Album
6 ムーンライダーズ:DON'T TRUST OVER THIRTY 
7 シーナ&ザ・ロケッツ:ギャザード
8 XTC:Grass(シングル) 
9 Van Dyke Parks:Song Cycle
10 The Beatles:Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band

●1985(18-19)
1 Van Dyke Parks:Jump! 
2 SHI-SHONEN:SINGING CIRCUIT
3 鈴木さえ子:緑の法則
4 ハナ肇とクレージーキャッツ/ザ・ドリフターズ:Juke Box4=クレージーVSドリフ大百科
5 平山みき:鬼が島
6 松尾清憲:SIDE EFFECTS 
7 Propaganda:A Secret Wish
8 ムーンライダーズ:ANIMAL INDEX
9 Scritti Politti:Cupid & Psyche 85
10 ジューシーフルーツ:27分の恋

●1984(17-18)
1 鈴木さえ子:科学と神秘
2 XTC:The Big Express 
3 Robert Wyatt:1982-1984
4 高橋幸宏:WILD & MOODY
5 ソフトクリーム:クラスメイト失踪事件(シングル)
6 CINEMA:MOTION PICTURE
7 SHI-SHONEN:憧れのヒコーキ時代(シングル)
8 ムーンライダーズ:アマチュアアカデミー
9 矢野顕子:オーエスオーエス 
10 クリス:プードル

●1983(16-17)
1 鈴木さえ子:毎日がクリスマスだったら 
2 XTC:Mummer
3 Elvis Costello & The Attractions:Punch The Clock
4 (VARIOUS):陽気な若き水族館員たち
5 Paul Young:No Parlez
6 高橋幸宏:薔薇色の明日
7 サンハウス:クレイジーダイヤモンズ 
8 橿渕哲郎:リラのホテル
9 Peter Gabriel:Plays Live(2枚組) 
10 YMO:浮気なぼくら

◆柴草玲with佐野聡/遠峰あこ@横浜FRIDAY 7/29

11日の西荻窪サンジャック以来の柴草玲さん。いやあ。絶好調でした。玲さんは、今週、ひさしぶりの新作になるCDの録音を終えたばかり。快調なのが伝わってくるようでした。やはり、音楽家なのです!

私は、今、節酒中の身。酒を飲まなかった日には、スケジュール帳に花丸をつけることにしているのですが、なんと、妻と娘が里帰りしてからの11日間のうち、花丸が7つ!大したものです。飲まない日なんて、まずなかったんだから。

ところが、この日、東京で朝から仕事があったので前泊。「自宅では飲まない」と決めたので、つまり、外ではいいってことですから・・・ひさしぶりということで、缶ビール、チューハイ、ウィスキーの水割りと続いて、一晩だけですが、一人で、結構な量をあっという間に飲んでしまいました。翌日は深い深い後悔、反省、自己嫌悪の中で、日中を過ごし、夜は、こちらフライデーに出向いたというわけでございます。ですので、こちらも晴れ晴れと聴くというわけにはいかなかったんですが・・・いや、始まってみれば、痛快でした。

◆柴草玲with佐野聡/遠峰あこ@横浜FRIDAY 7/29

遠峰あこ(vo,acc,鈴)
柴草玲(vo,p,acc,鈴)with佐野聡(Tb,Fl,笛,harm,per)

最初は、前回のフライデーに続き、遠峰あこさんのステージ。自作の民謡とかを達者なアコーディオンで奏でておられました。可憐です。かわいいなあと思いながら、楽しく拝見しました。今日、歌われた中では、特に「ちょうだい節」が好きです。「ダー!」ってところがイイネッ!(<フライデーですから。)あと、「裸だけど何が悪い?」と歌われる、草なぎ剛が喜びそうな酔っぱらい讃歌(?)「スッポンポン節」に、共感しました。かわいいだけじゃなくて、かなりくせ者なんだろうなあと思いますです。

さて、休憩後、お待ちかね、柴草玲さんの登場。選曲からして、解放感に溢れた感じで、突き抜け、弾けていらっしゃった。こういう玲さんも、いいなあと、やっぱり思いました。フライデーって、そういう場所でもあるなと、思いますが。

玲さんのセットは、「神よ彼らの股間に」「お盆でボン」「おがわしんいちろう」「千代さんの日記」。

「おがわしんいちろう」にまつわる中村うさぎさんの気っ風のいい話には感動した。そうだ!思い切り値切ったら、買ってやるべきだよな。どんなアホなものでも。それにしても、玲さんのこのトークの運び、最高におかしかった。爆笑で、二日酔いのうつ的気分が消えていった。

玲さんのセット、最後は、「富山哀歌」という、はじめて聴かせて頂く歌。富山の薬売りの歌。素晴らしい!!!染みた~。大拍手!!!涙とめる薬、私も欲しい。この曲は、リクエストに応えて、急遽、ショートバージョンで歌われたもので、いつか全曲が聴きたいところです。

リクエスト・カードが、フライデーの客席には置いてあるのだ。今日、はじめて気づいて、私も、リクエストを書いて、玲さんに渡してもらいました。悩んで・・・「エメラルド海岸」と書いた。職業作家として提供した曲は、ライブでは、もう歌われないようなので、この曲を聴けるチャンスはなさそうだけど、この曲はねえ、なんというか、「松本隆すごい!松田聖子すごい!柴草玲すごい!」って曲なんですよ。埋もれさせたくないですね。・・・でも、歌詞を覚えてないとのことで、今日は却下でした。却下されたくてリクエストしたようなもんですから、いいのです。

用心棒のような風貌のマルチプレーヤー佐野さんを従えて、スリリングな演奏でありました。

ここからもう一度休憩が入って、最後は3人のセッションです。このセッションの時間がたっぷりあって、大変満足でした。

玲さんの曲は、たしか「どっちがしょぼいかな」「ゴルゴ13のうた」「さげまんのタンゴ」。酔客をあしらいつつ、見事なものでした。3人による演奏は、不思議な美しさのハーモニーでした。玲さんは鍵盤ソロでのライブが多いから、セッションは新鮮で、それぞれの曲の良さがまた引き立つものにもなっていました。もっと、いろんな人との演奏を聴きたいなあと思います。また、遠峰あこさんのアコーディオン、素敵でありました。あこさんによる崎陽軒の焼売のうたには、ご当地、グッと来るものがあり、かつて、我が社の漬物も崎陽軒の焼売弁当に採用して頂いたことがあるのよと、自慢しようかと思いましたが、やめました。なぜなら、過去のことだから(ボソ)。あこさんの「自己嫌悪節」、そうですか。いやいや、私も自己嫌悪ばかりですわ。

この日、休憩時間には、2003年から玲さんの大ファンだという女性といろいろお話して、それも楽しかったです。ライブ会場ではよくお見かけするが、あまり話したことがなかった。彼女に「嫁さんが里帰り中なので、羽根伸ばしてるんですよ」と言ったところ、「いつも伸ばしてないですか?」と返され、ギャフン。

3セット、大変楽しんで、(勿論、酒抜きで)栃木に飛んで帰りました。

いい晩でありました。

2010年7月28日 (水)

◆さがゆき(vo)渋谷毅(p)市野元彦(g)@入谷なってるハウス 7/26

ひさしぶりのさがゆきさん。4月の潮先郁男さんの60周年ライブ@ピットイン以来。思い返すと、あの夜は、前半、さがゆきさん、加藤崇之さん、潮先郁男さんのトリオの演奏が、胸に染みて染みて、お酒も進んで進んでしまい、実は、後半の潮先さんのお弟子さんたちによるセッションはほとんど記憶にない。全く残念この上ない。相当いい湯加減で酔っ払っていたらしく、もしかしたら、ゆきさんにもご迷惑をおかけしたのではなかろうかと。ごめんなさい。

そんなわけで、ゆきさんには合わせる顔もないまま、3ヶ月。今日は、台湾からのお客様(渋谷さんのファン)を連れて、久々に、渋谷さんとの黄金のコンビを聴きに、なってるに伺いました。

◆さがゆき(vo)渋谷毅(p)市野元彦(g)@入谷なってるハウス 7/26

今日は、初顔合わせの3人とのこと。初めてと言われればなるほどの初々しさで、手探り感はあるのだけど、3人とも、とてもひとつひとつの音の像を大切にされている方なので、丁寧に透き通った音が積み重ねられている様は、まるで、ずっと一緒にやってきたかの如くも思われました。

休憩時間に、ゆきさん曰く「渋谷さんのブッキングにハズレなし」と。ゆきさんは、市野さんと会うのも今日がはじめてとのことで、どんなお爺さんが来るかと思ったら若かったと、笑わせます。

音がね、こう、なんていうか、しずかにしずかに宇宙に連れてってくれるような、そんな丁寧な広がりがあるんですよ。ステキでした。

初セッションの手探り感は、選曲にも現れていて、これは、さがゆきさん、渋谷毅さん、それぞれのすごいところでもあるんですが、ブラジル音楽、スタンダード、さがゆきさんのオリジナルと、この三人ならば、何を軸に据えるのがよかろうかと、試行されている感じでした。いやあ、どれもばっちり。素晴らしかった。

ゆきさん・渋谷さんに小畑さん等を交えたときの演奏とはまた相当手触りの違うボサノバ。同じく、ゆきさん・渋谷さんに潮崎さんが加わったときとも相当違うスタンダード。当たり前ですけど、そうやって、ギタリスト一人変わると、お二人が変わらぬ確固たる演奏をしていても、見えてくる景色はまったく違ってくるのですね。改めて。

さがゆきさんの歌は、本当に素晴らしい。日本の宝と思います。そして、渋谷さん、勿論、私にとって、最高の音楽家です。今日は、そのお二人に互して、私とほぼ同年代の素晴らしいギタリスト市野さんの演奏にはじめて触れることが出来ました。はじめて聴かせて頂きましたが、それぞれの音が重なり合ったときのガラスのような音像を大切に大切にされているような、控えめでありながら力強く綺麗な世界を、堪能させて頂き、すっかりファンになりました。おふたりにぴったりのギタリストと感じました。(30日には、渋谷さんと市野さんのデュオが二子玉川のライラであるそうで、そちらも出かけることにいたしました。たのしみです)


追記>
30日は急遽、行けなくなってしまった。次の機会を、たのしみに待ちます。

2010年7月26日 (月)

◆面影ラッキーホール@横浜FRIDAY 7/25

面影ラッキーホール、はじめて見てきました。

根本敬さんの本は、四半世紀、折に触れ、愛読してきました。夜間中学こそ行きませんが、大ファンと言って差し支えありません。単行本は、出る度に、確実に手に入れてる。物持ち良く、青林堂の「花開く家庭天国」などもいまだに書架にあります。娘はまだ幼稚園だし、置き場を考えなくてもよかろうと。

最近も、「ガロ」後継の「アックス」をひさしぶりに読んで、大変遅ればせで、清水おさむにノックアウトされたばかり。さっそく、単行本を買う。「美しい人生」。見せ物小屋のへび少女、あと、女装と首切りの話。いやあ、スゴイ。ホルモン。まさに。頭が下がりました。

なんだろう、ずっと魅せられているのは、やっぱり、根本氏の名言

「でも、やるんだよ!」

に代表される、なにかが過剰ではからずも溢れ出してしまっている情景。はかりごと(「処世術」)もあったはずなのに、それを超えてしまっているものに、「人間の生」「人間の業」を見せつけられて、打ちのめされる。

それから、ちょっとだけ横にずれるけど、私は、ムード歌謡も大好き。マヒナはじめ吉田正の夜の世界がたぶんいちばん好きなんですが、同時に、「稚内ブルース」とか「ラリラリ東京」とか、そういう系統も、やっぱり愛していまして。なにか、はからずも溢れてしまっている、なんでしょう、ホルモン?わかりませんが、そういうものに、否応なく魅せられてしまうんです。

そういうところから、今夜、大変遅くなりましたが、面影ラッキーホールにたどり着いたのも必然と言えば、そうなんだろうけど、でも、多少びくびくしながら、実際に見てみたら、全然共感できてしまう、クレバーな音楽だった。怖くありません。

そして、カルト・バンドみたく言われるけど、全然、「メジャー感」がありますよ。オトナの音楽、オトナの仕事って感じがしたな。そういうのも、私は好きだ。でも、きっとACKYは、最後、パンツ一丁になって「豊漫」な身体を見せてくれて、実にカッコイイけど、でも、パンツは脱がないんだろうって思った。(そりゃ、まずいか。)でも、それを期待されれば脱ぐ感じ。要するに、ちゃんとプロ。俺たちの社会は、プロの仕事に支えられているのだ。

お客も、振りを覚えて踊っている数名の男子達、なんか、グッときたな。あれがもっと多いと、なるほど、ナガブチ某とかと、同じ情景になるのかもしれない。世間は、あれを見たら「なるほどカルト」って思うかもしれんが、しかし、面影ラッキーホールがカルトなら、全国ドーム・ツアーとかで、客に一斉に同じ踊りを踊らせてるバンドとか、そっちの方が、実は、ずっと宗教的な香りがしますね。祭り。いいですよね、どちらにせよね。行きっぱなしにさえならなければ。

じゃがたらや、ビブラストーン(本気で大好きだった!)の撒いた種が、こうして育って21世紀か、とか、そんな気分で、かなり楽しく、見ました。

「今夜、巣鴨で」にはじまる名曲のオンパレード。出し惜しみなく、さながら、大ヒット・メドレーの如し。そんなに聞き込んで来たわけでもないのに、ほとんどの歌を一緒に歌えてしまうのは、やはり、うたの力が強いんでしょうね。脳に刺さっているのでしょう。刺青にまつわる新曲も、かなりぐっと来た。次のアルバムは、2枚組、3枚組とか。かなり楽しみです。

ただひとつだけ残念だったのは、できれば、「金曜日の天使」やってほしかったな。フライデーだもん。今夜はね。

7時半スタートで、終了は9時前後、あっという間だったけど、濃密な時間。早く帰れるのもありがたい・・・。首都高川口線から東北道、ずっとRADIOBERRY76.4MHZ、夜10時からの「柴草玲のイヌラジ」を聴くことが出来て、大変ラッキーだった。思えば、フライデーも、一度柴草玲さんのライブを見ているので敷居が低く、更に、玲さんが番組で、面影ラッキーホールの曲(たしか「昨夜エッチしないで寝ちゃってごめんね」と「お味噌汁あっためて飲みなね」だったか)をかけて、それも川村結花さんからの紹介で、という、諸々あって、今日のライブに行く気持ちが生まれた。おかげさまで楽しかったです。ありがとうございました。

2010年7月23日 (金)

◆今村祐司グループ@西荻窪アケタの店 7/19

吾妻光良さんのザ・スウィンギン・バッパーズに「嫁の里帰り」という名曲がありますが、今、そういう状態でして、つかの間の解放感。羽田空港に妻と娘を送ってから、アケタの店で、ひさしぶりの今村祐司さんのグループ。大好きなバンドです。いつ以来だったかなあと記録を見たら、昨年の4月以来でした。結構、長いこと聴きに行けてなかったんだなあ。

◆今村祐司グループ@西荻窪アケタの店 7/19
(今村祐司(per)松風鉱一(as)渋谷毅(p)秋山一将(g)上村勝正(b)樋口晶之(ds))

今回、秋山さんのギターが素晴らしくて、感動しました。特に、松風さん、渋谷さんとの絡みの美しさ。「マンティカ」なんて、最高だった。燃えた。秋山さんの出演されたライブは何度か拝見しているのだけど、ダイレクトに音の像が届いたのは、初めての感じでした。それまでは、実は、秋山さんの音になっていない音を心で聴くような体験で、それはそれで素晴らしいものだったのだけど、今回、ああ、これが秋山さんのギターなのかと、かなり興奮しました。渋谷さんとのデュオも久しぶりに聴きに行きたいなあ。

1年聴かないと、曲目も結構変わるんですね。松風さんの曲が増えて、「アウトサイド」「MDレディ」を初めて聴かせて頂きました。他にも大好きな曲ばかり。本当に楽しいバンドです。熱い演奏。「身体は正直だよなあ」。今村グループを聴く度、思います。

今村さん、「暑いなあ」を連発、同級生の渋谷さんも相当お疲れの様子だったけど、どうか、お身体大事にして頂いて、と願います。また、必ず。

小沢健二が「ひふみよ」のサイトで、日々、世界中のハコで繰り広げられている素晴らしい演奏について触れて、今回のツアーがそのようなものであるように企画したというような発言をしていましたが、今村グループなんて、まさにそういう、日々の、熱い、演奏だなあと。得難い幸せを感じました。

そう。この日、休憩時間に、渋谷さんにミュージックマガジンの最新号を見せて、中村とうようさんが00年代邦楽ベスト20に、渋谷毅オーケストラの「ずっと西荻」や華乃家ケイ+渋谷毅の「たそがれの夢」を選んでおられたのをお知らせしたのだけど、その号には「ひふみよ」のレポもあって、渋谷さん、そのページをたまたま開いてご覧になっていた。小沢健二とまたやる計画はあるんですかと聞いたら、それはないと。でも、ある方との復活録音の話を聞いてしまったっ!スゴイ!待ってる人がいるのは知ってるが、世間的にはどうなのか?!四半世紀ぶりですね。今から楽しみです。

帰り道、YouTubeから落とした音源で、渋谷毅オーケストラと小沢健二の唯一の共演ライブの演奏を聴く。一般には記録としての価値しかないだろうオーディエンス録音だけれど、涙なくして聴けないものだった。編曲に泣く。演奏に泣く。歓声に泣く。

帰宅して、小沢健二「ヴィレッジ」のライブ・ビデオ、見る。妻子が不在だから、テレビも自由に使えるのだ。これも、涙、涙で見た。10年ぶりくらい?青木達之が出てくる映像で一番好きなのは、実は、スカパラ関連じゃなくて、このビデオなのだ。「愛し愛されて生きるのさ」「天使たちのシーン」あたりは、もう涙ぼろぼろだ。家に誰もいないので、涙大安売り。

歳を取って涙もろくなったのだ。

吾妻光良とザ・スウィンギン・バッパーズには、もう一曲、大名曲があったっけ。そう。

「齢には勝てないぜ!」

2010年7月21日 (水)

◆渋谷毅(pf)ソロ@西荻窪アケタの店・夜中 7/17

毎月恒例のアケタの夜中、渋谷さんのソロ・ピアノ。実は、この日の夜、台湾出張から帰国して、成田から直行した。お土産(台湾のプリキュアなど)を開ける娘の笑顔ははやく見たかったのですが、成田→栃木→西荻窪→栃木という旅程に体力的に自信がなく、少し他で時間をつぶして、夜中の12時にアケタの店へ出向きました。

この日も、とてもにぎわっていて、客席の半分以上はいつも見る顔ぶれなんですが、20人以上。小さなアケタの店では、大入りです。大半は名前も知らないし、そんなに積極的に会話を楽しむわけでもないけれど、なんとなく仲良くなっている渋谷さんのファン同士であります。

◆渋谷毅(pf)ソロ@西荻窪アケタの店・夜中 7/17

この日は、前半がものすごく胸に染み入る丁寧な演奏で、あああ来て良かったなあと・・・。「モンクス・ムード」「ボリバー・ブルーズ」とモンク2曲、そしてとびきり美しかった「ボディ・アンド・ソウル」、「ニューヨーク19」「ラブ・ミー」のジョン・ルイス・メドレー、「ユー・ドント・ノー・ホワット・ラブ・イズ」「マイティ・ライク・ザ・ブル-ス」以上7曲、「少し早いですが、休憩します」と渋谷さん。(あんまり良かったので、休憩中に思い出して、曲目はメモしました。)

休憩中は、客席に来ていた初老のご友人とだいぶお酒が進んだようで、後半は、渾身の演奏となりました。こういうときの渋谷さんにも、壮絶な美しさがあるのです。あんまり、前半とのコントラストが大きく感じられて、でも、それは、私も、台湾嘉義→台北→成田→西荻と移動した一日の終わりに、だいぶ疲れて、聴く側も壮絶(笑)に頑張っていたということなのかもしれないのですが。そんな中、いつも、もしかしたら、渋谷さんの主要なレパートリーの中で私はいちばん好きなのかもしれない「ジャスト・ア・ジゴロ」を、いつものように同じ主題(歌詞内容)を扱っている「マイ・マン」につづいて、今夜も演奏してくださって、心のなかの涙に、疲れは洗い流されるのです。サビの「俺などいなくても、人生はつづいていくのさ」という部分の深く優しい演奏に、毎回、涙します。

更には、思いがけず、大滝詠一の「それは僕じゃないよ」を久しぶりに演奏してくださって、嬉しかったです。今回、何か別の曲とメドレーにしておられたかもしれません。美しい美しい「ロータス・ブロッサム」が、今夜のライブが終わりに近づいたことを知らせます。優しい「ルッキン・グラス」(エリントン)は、このところ、ライブのエンディング・テーマ。希望を次につなげる、あたたかい演奏で、「ああ、来て良かったなあ」と毎回思うんですが、今夜は、「もう一曲だけやって終わりにします」と。得した気分です。

そこで最後に、ひさしぶりに聴かせて頂いたのが「ビヨンド・ザ・フレイムズ」でした。浅川マキさんがなくなって以降では、私は、はじめて聴かせて頂きました。マキさんは「無題」と名付け、歌われていた名曲です。もう半年も経ったのだなあ、最後の共演者となった渋谷さんも、悲しみの淵からこうして立ち上がっていらっしゃるのだなあと。いろんなことを思わされ、今日のライブは締めくくられました。

08年4月から26回連続で、この夜中のライブに出かけています。いつも大体同じ選曲ですし、大げさに、毎回「なにかすごくあたらしいこと」があるってわけでもありません。でも、いや、もしかしたら、だからこそ、かけがえのないなにかを、私は、毎回、持ち帰っているのです。もっとずっと昔から聴いていたかった。それは残念だけれど、今の渋谷さんこそ、本当に素晴らしいと、私は思っているのです。

そして、渋谷さんに挨拶して、深夜2時を少し回ったあたり、娘の寝顔が待つ、栃木へ車を走らせるのでした。(思えば、渋谷さんとの再会は、娘が「おかあさんといっしょ」を好きになったことに始まるのです。ふしぎなめぐりあわせだと、思っています。)

2010年7月12日 (月)

◆柴草玲(vo,pf,acc)ソロ「西荻婦人~vol.7」@西荻窪サンジャック 7/11

ひさしぶりのライブです。前回にひきつづきの柴草玲さん。私は、変わらず中毒がつづいていますので、まるで「おっかけ」の如くに、ライブの都度、出没しています。

◆柴草玲(vo,pf,acc)ソロ「西荻婦人~vol.7」@西荻窪サンジャック

さて、今回。いやあ、素晴らしかったです!久しぶりのワンマンということもあるのだけど、今回は、美しい曲をたっぷり丁寧に聴かせてくださった感じでした。玲さんのそういう側面が、一番好きな私には、ありがたい時間でした。

今回は、ひさしぶりに「しずく」を聴かせて頂いたり、歌われた小唄2曲も、最近放送された中でもとりわけ素晴らしい曲が選ばれていたりと、「音楽家」としての彼女の本領発揮度の高いライブだったように思いました。

たぶん、玲さんご自身は、ノンフィクション・シンガー・ソングライターであることや、報われぬ愛を歌われることに、音楽家としてのアイデンティティを自覚していらっしゃるのかなあ、なんて想像するのですが、たぶん、僕は、それらを「抜き」にして、尚、この人には素晴らしい個性、音楽的な個性、唯一無二というべき音楽的な何ものかがあると思っています。

その才能は、たとえば、Coccoの人気曲ランキングを取ってみれば、「強く儚き者たち」「樹海の糸」ほか、玲さんの曲が多数上位に来ることからも明らかでしょう。或いは、職業作家として書かれた、松田聖子「エメラルド海岸」、奥田美和子「さくら散る前に」の美しさ・儚さを目のあたりにする幸せ。そこには、また、彼女自身が身を切り刻むような表現で「自分のために」歌っているのを聴いて感じる痛みとは、また別のよろこび、そして、痛みがあるのです。

だから、どちらかというと、「音楽」の側に寄り添っていた今日のようなライブは、私のようなファンには、本当にありがたいものでした。

でも、そんな中で、最も胸を突かれたのが、本編最後、圧巻の「パキラ」だったのです。感動しました。今日は、しっかり確実丁寧なパフォーマンスという感じで抑えてきたものが、この一曲で、一気に奔流の如く溢れる演奏となりました。「音楽」よりも「情念」が勝っているような、柴草玲節。素晴らしかったです。涙出そうだった。結局、俺は、これに泣かされているのね、とも思ってしまい、そうなると、前言撤回なんですが・・・。柴草玲の音楽にやみつきになる理由は、やっぱりこういうところなのかもしれません。

彼女には、「靴の詩」「前山にて」「おやすみ」「blue」など、すばらしい大曲がたくさんあるのだけど、このところは、それらつくりこまれた珠玉の名曲は、あまり披露される機会がなくて、これらはどれも、シンガーソングライターが一曲ハイライトに毎回歌うとしてもおかしくないとか思ってしまう名曲なだけに、ほぼ毎回必ず披露されるアンコールの「さげまんのタンゴ」が特別扱いなのはだんだん違うかな、なんて思えてきてしまいました。でも、今日は、「神よ、彼らの股間に」を織り交ぜた、見事なパフォーマンス。最近の「さげまん」の中で、一番よかったなあと感じました。

結局、思うところ、彼女の凄さは、そういう複合的な「人間」の現れなんですわ。ただ、彼女の「情念」の熱さは、もう火傷をしかねない熱さなので、こちらも体力ないと戦えないんですね。彼女はひたすら美しい「音楽」を軽々と組み立てることにも、素晴らしい才能をもっているだけに、こちらが体力弱っているときは、むしろ「どうか、あなたは、音楽を!」って感じますが、しかし、こちらが元気なら、柴草玲の凄さを十分味わうことができ、自分のこととして受け止めることにつながるような気がします。

だって、彼女の音楽を聴いて、感じるのは、人間の皮膚の内側には、血管が張り巡らされていて、刃物で切れば、真っ赤な血が噴き出すのだということ。自らの皮膚に青々と浮き出た血管を眺めてしまうのです。静かに流れ続ける血潮。「生」の意味。そんなことを思うライブであります。

彼女が身を刻むようなうたを歌う時、私も身を刻まれるように感じます。「ノンフィクション」であれば尚のこと。中途半端な体力(精神力?覚悟?)で向かい合おうとしてはいけないのが、柴草玲さんのライブということでしょうか。

そんなわけで、私は、すっかり体力落ちていまして、これから「節酒」モードに入ります。ライブでも、酒を飲まないのを当たり前にしたいものです。そして、健康体で、体力つけて、柴草玲の音楽と、これから向き合ってみたい、また新たな発見があるだろうと、万年不健康だった私は、今、思っているのです。(ふふふ。柴草玲さんのライブを聴いて、こんな「健全」な感想を書いてる自分が、ちょっと可笑しいです。)

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