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2011年2月 7日 (月)

◆「両手に花」渋谷毅(P)金子マリ(Vo)小川美潮(Vo)@新所沢スワン 2/5

2月です。ウィキリークスや、チュニジア~エジプトで起きていること、あと、大相撲のニュースの断片を拾い上げると、自分ではない何者かにつくられた秩序の中での安定は、いとも簡単に崩壊する時代になってきたのだなと、感じずにおれません。・・・実際にはあるもの、あって当たり前のものを「ない」と言い張ることで成り立たせてきた世界って、一瞬で消えるんだなと。下手な「証拠」なんて、みんなで無視できてればよかったのに、どういうわけか「やっぱりあるじゃん。全然だめじゃん」ってことの方が、勢いを持ってしまうと、古い形は、一気に崩れるんですね。で、その動かぬ「証拠」になっちゃうのが、インターネットだったり、ツイッターだったり、ケータイメールだったりするのが、不憫ちゃ不憫で。

でもね、そういう変化も、それぞれ詳しくは知らないんだけど、変化させようとする主体の底が浅ければ、いずれ、また、似たような形に戻ってしまったりするんですよね。・・・「一斉隆起」して同じ方向を見るような人々にとっては、実は、「独裁」も、結構、都合のいい仕組みだったりもするのにねってことを、思うのです。勿論、独裁の中身にもよりますが。被「独裁」の状態を抜けて、新たな「秩序」を大衆がつくっていくって、それは、またものすごく大変なことで、その過程で、実は「独裁」と同じ根を持つ混乱が、必ずついて回る。みんなが同じ方向を向くことで、新たな秩序って形成されていくわけだけど、でも、みんな違うのに、どうして、どうやって、同じ方向を向くの?というわけで。・・・貧乏はいやだし、搾取されるなんてまっぴらだし、自由に生きたいし、命令なんかされたくない。本当、その通りだけど、ひとの世は結構どうしようもなくて、そういう「秩序」の負の側面を否定するなら、やっぱり、自分と愛する人の身は自分の力で守るってことは原則に置かないといけないような気がします。でも、そんな覚悟持たずに、誰かが守ってくれて当然だって思ってるとなると、別の形で、同じことが繰り返されるだけのことになるでしょうね。

「自由とそれ故の自己責任を前提とする社会で、且つ、弱者に優しい社会」って、出来そうなんだけど、でも、「自己責任」ってところが、実はすごく苦しいからな。言葉で言うほど簡単に受け容れられるものじゃない。他人を変えることは望んでも、自分は変わりたくないのが、人間の本性みたいなものだからかなあ。・・・「他人の八百長を笑う奴を 俺は信用しない」って、たしか、エンケンさん。「輪島の瞳」で。・・・国技だけは八百長抜きでなきゃ気が済まない?だったら、自分の人生を、八百長抜きにしてみろよって。出来ないよ~。俺達の人生も、八百長だらけだもの!「いつもお世話になります!」「いいお天気ですね」「ごきげんよう」「勉強になりました」とかね。大相撲崩壊させたあとに何が建つのが見たいのだろう?まあ、わかるような嘘つくってのは、相手をなめてるから。そういうのは、いけませんね。嘘なら、つき通さないといけないよな。嘘つかれた方は、信用してればしてるだけ傷つくから。「嘘発見器」(メールだの、ツイッターだの)の性能も、時代と共に上がってきたんだよと。そういうことなのかもしれませんね。

それにしても、こうやって、ある種の情報の閉鎖性に支えられてきた文化・文明って、がらがらと音を立てて崩れるんだな。そうなると、そもそもが閉鎖的なある種の形を未来に向けて継続させるために心血注ぐなんて、独りよがりな勘違いかもな。勘違いしてたって構わないけど、他人に押しつけられるような、ご立派なもんじゃあないなとは、思うよ。・・・そうなると、何より、生きているうちが花であって、一瞬一瞬を大切に生きるってことだろうなあ。

いずれにせよ、現状維持の事なかれが、最高の状態だなんて、とても思えない。でも、変化すれば、それでいいってわけでもない。更に悪く変化するってことだってあるからなあ。独裁政権による圧政と八百長相撲を、同列に論じちゃ無理があるし、どっちも、今の変化で、よくなるといいなとしか、言えないですけど。でも、一旦、それまで続いた秩序をぶちこわした一騒ぎの後、状況は良くなるに決まってると思っているとしたら、たぶん、楽観的すぎるとは思うのだ。ぶちこわすまでは同意出来ても、その先は大抵バラバラだからなあ。

振り返れば、固定的な、ある「秩序」の中で、私達日本人は、好むと好まざるとに関わらず、世界の中で見れば「いい暮らし」をしてきたわけだけど、その「いい暮らし」って、「経済」とか「治安」とか「衛生」とか「利便性」とか、そういう面での話であって、それらが人間にとって最高の価値かって言ったら、そうでもないような気もしますしね。例えば、今さら、トイレが水洗じゃない国には住めないなって気がするけど、でも、いざとなれば、慣れるまでの辛抱のような気もするしな。そう考えると、発展途上国の国民と比べると、ものすごく「格差」(笑)のある、不公平な位置にいる我々だけれど、それらの、いわゆる「繁栄」が、将来、がたがたと崩れて、失われていくとしても、それは、必ずしも恐れるには当たらないし、それより大事なもの、しっかり失わずにいればいいじゃないかとも思います。

大事なもの。・・・普遍的な価値としては、やっぱり「自由」かなあ。「秩序」と結構遠いところにあるものなんだけど。・・・でもまあ、いくら「自由」でも、「幸せ」じゃなきゃなあ。「自由」な人が、必ずしも「幸せ」に見えないときだって、あるものなあ。・・・じゃあ、「幸せ」か。・・・それは、人それぞれだものな・・・。他人の幸せなんて、わからない。でも、それを願うのが「愛」か。・・・愛だな、愛。・・・この辺でよそう。

この島国での「豊か」で「安全」な生活。それも、ある種の富の偏在を許容する仕組みの中で実現できてきたものだけに、それが一瞬で崩れてしまうことも想定して、すなわち、そういう環境与件に頼り切らずに生きる術を身につけたいものだと思います。・・・「肉体労働」の復権かなあと思ってみたり。とりあえず五体満足であることの有り難さ、噛み締めながら、手を足を目を耳を口を鼻を腹を使って、生きていきたいと、願うのです。

・・・おっと。だらだらと。そんなようなことを、更に、会社の経営や家庭の事情に絡めて、薄ぼんやりと考えながら、所沢を訪れた。渋谷さん達の音楽と向かい合おうとするとき、「自由」とか「愛」とか「人生」について考えることは多い。

「出来るなら 毎日聴きたい 渋谷さん」と川柳を詠んでしまう渋谷さんのライブなのに、20日ぶりです。すごく久しぶり、もう喉カラカラで出かけた感じでした。

◆「両手に花」渋谷毅(P)金子マリ(Vo)小川美潮(Vo)@新所沢スワン 2/5

演奏してくださっている間の幸福感といったら、ない。この上ない幸せ。もう、よくわからないくらい幸せ。優しくて優しくて優しくて・・・。どうしようってくらい。「両手に花」のライブに出かけたのは、4回目かな。毎回、3人とも素敵過ぎ。今回も、渋谷さんのソロ→渋谷さんと美潮さんのデュオ→休憩→渋谷さんのソロ→渋谷さんとマリさんのデュオ→渋谷さんとマリさんと美潮さんの「両手に花」。第二部では、渋谷さん、一曲ごとに、お酒注文してらして、大丈夫だったかなあ。演奏もご機嫌でした。よかったなあ。

そして、演奏が終わり、帰路。・・・ど~~んと、寂しさが襲ってくる感じ。・・・落差、大き過ぎ(笑)。

一月末で、会社の決算年度が終了しましてね、それで、ちょいと疲れてるってところもありますね。しっかり利益出しましたよ。賞与もちゃんと出したしね。・・・でも、こう、言いようのない心理状態ですね。いや、いいんですけど。「不安」っていうのと少し違うんだけど、なんだか、安らぎません。・・・いやいや。これから、未来つくりますです。この一年に、乞うご期待。

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