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2011年5月 2日 (月)

【アーカイブ】「everyone says I love you」(1998年8月29日。青木達之との想い出) (mixi 過去ログより)

今日が命日。もう12年か。時が経つのは、あっという間だ。

2年前にmixiで公開した記録。mixiをやめてしまったので、改めて、このブログに投稿することにしました。旧友再会時の、どうってことない会話なんだけど、青木達之と最後に長く会話した夜の記録。彼のファンに、喜んで頂けたら、うれしい。

ここには、mixiのアーカイブとして、掲載当時(2009年5月1日)のコメントもそのまま載せた。
今の気持ちは、そのときよりも、少しだけ新しい。そして、生きていたら、話したい気持ちは、2年前よりずっと強い。個人的な事情で。それはいいとして。こっちは、また2年分、歳を取ったということなんでしょうね。

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「everyone says I love you」 (mixi 2009年05月01日20:35投稿より)

明日が命日。10年前のファイルを探してみたら、やっぱり残っていました。

◆1998年8月29日(日)0:00頃から、青木達之と最後に長く話した会話の記録。新宿OTO。青木がDJの晩。

(扉を開ける。青木、俺と目が合う。あれ?こいつは?という感じで、)
青木「おー!!!!!!!!(びっくり!!!)どうしたのー?!」
岩下(覚えてくれてたこと、青木が俺に会えて喜んでることがすごく嬉しくて、万感胸に迫る感じ。もう、照れてしまって、顔が合わせられない。笑顔で顔がくしゃくしゃになって、思わず下を向いてしまう。照れ隠しで名刺を取り出す)「こういうことやってます」
青木「いつもCM見ています(笑)。今どこに住んでるの?」
岩下「栃木。いい音楽を聴かせてもらおうと思って。始発で帰るよ」
青木「わー。わざわざ来てくれたんだ。嬉しいなあ」(と本当に嬉しそうなんで、俺はまたものすごく照れてしまう。ああ来てよかったなあ)
岩下「今日は、仕事場を拝見に来ました」
青木「我々は、肉体労働者ですから」(笑)
岩下(里香ちゃんを紹介)「この子は、大ファン!!」
青木「よろしくお願いします」
岩下(里香ちゃんに)「ほら、渡すものがあるんでしょ」(里香ちゃん、デモテープとファンレターを青木に渡す。)
青木(里香ちゃんに)「どうもありがとう。名前は?」
里香「高木里香です」
青木「高木さんか。よろしく!」
岩下「中野は、チケット取れなかったんだ」
青木「えっ!?本当?!」(えらく申し訳ないって感じで。来てくれたらほんと嬉しいよって感じで、矢継ぎ早に)「もし来てくれるんなら、招待するよ!!」
岩下「わー!ほんと!?」
青木「書くものある?」(店のひとに紙とペンをもらい、電話番号を書く)「連絡してよ。いや、連絡するよ!」
岩下「ありがとう!すまないね!」
青木「これで好きなもの飲んでよ」(と、DJチケットを渡す)
岩下「ありがとう」

岩下「新譜よかったよ!」
青木「わ!聴いてくれたの!!?」(びっくり、うれしそう。)
岩下「うん。まだ3回くらいだけどね。よかった。すごいいいレコードだと思ったよ」

岩下「青木がDJやってるのは、ずっと知ってたんだけど。行きたいなあと思ってて、でも、場所がわからなくてね。今日は、この子(里香ちゃん)に教えてもらったんだ!初めてだよ」
青木「バンドの活動と並行して、やってるからね。もう随分長いよね。10年以上になるかな」
岩下「そうだったねえ!」

岩下「10年ぶりかなあ。いや、8年くらいか」
青木「そうかなあ?そんなになるか?」
岩下「招待してもらった中野サンプラザ以来だからね。ほら、ギムラさんを紹介してもらった日だよ」
青木(そうだったか、という感じ)
岩下「いやあ。お変わりなくて、嬉しいです」
青木「こちらこそ!」(笑)

岩下「でも、ずっと発売と同時に押さえているのよ。コンサートは中野以来行けてないんだけど。CD、ビデオ類は、シングルまで含めて、たぶん、全部買ってるよ」
青木(うれしい)「そうかあ」
岩下「テレビは、時間が合わなくてね、デカメロンとかもなかなか追いかけられなくて残念なんだけど。でも、小沢健二のビデオとか、よく見てる。小沢健二のコンサートは行ってね。コンサートでは、脇の席だったんで、青木は見えなかったけどね」
青木「どこ?」
岩下「武道館」
青木「なるほど」

岩下「小沢健二とはまだ仕事してるの?」
青木「うーん、小沢君自体が今やってないからね」
岩下「そうだね。休み長いね」
青木「最近では、「ある光」ってシングル。あれが最後かな」
岩下「うんうん!よかった!!タイコ良かったよ!」
青木(笑)

岩下「いまだにベストテン続けてるのよ」
青木(笑)「ベストテンねえ」

岩下(里香ちゃんに)「俺たちは、10代の付き合いなんだ」(青木に)「15から20歳くらいまでだものね」
青木(そうか?という表情。もう少しあともよく遊んだ記憶なのかもしれない。多少は一緒に過ごしたけれど)

岩下「今日は、ドラムマガジンの、ほら95年の、高橋さんの表紙の奴、あれを持ってきたんだ。こりゃ、サインしてもらわないかんと思ってね!」
青木(笑。ギャフン、こりゃ参った、という表情。笑)

(青木の誕生日ケーキが到着。ハッピーバースディ)
岩下「今日は「岩下の新生姜」持ってきたんだ。おみやげ!」
青木「おー!」(周囲に、大きな声で)「岩下の新生姜だ!!」

岩下「川上が本当にいい曲書くようになったなあって思って、それがすっごく嬉しくてさ」
青木(うなずく)

青木(里香ちゃんに向かって、唐突に)「岩下の薦めるの聴いておけば、間違いないよ!」(と、俺の目をみる)
岩下(もう、何も言えない。・・・ものすごく嬉しい!!)

岩下「今日も、この子(里香ちゃん)と一緒にレコード屋行ったもんだから、スペシャルズのファースト、買ってあげたんだ」
青木「僕たちは、リアルタイムだからね」(と、里香ちゃんに)

青木「デニス・ボーヴェルは、やっぱりすごいよ。演ってみるとね。ポップ・グループに始まって、スリッツ・・・、我々の世代には、大変な人だよね」
岩下「うんうん。すごいよかったよ。『アーケストラ』聞いてから、ほんと久しぶりにリントン・クウェシ・ジョンソンの『メイキング・ヒストリー』引っ張り出したよ!」
青木「そうそう!」(嬉しそうな顔)
岩下「懐かしいねえ!!!」
青木「うん」(懐かしい!)

岩下「2枚目のシングル好き」(「Dear My Sister」のこと)
青木「おー!あれはね、もともとはだいぶ古い曲なんだ」
岩下「うんうん。この子(里香ちゃん)に聞いたよ。沖のなんだよね」
青木「ラップが入るとは思っていなかったね」
岩下「後半がいいんだよな」
青木(「ガクッ」って感じでずっこける。後半はインスト。笑)

青木「最近、女の子、プロデュースしたいんだよね」
岩下「ファンキー・エイリアンはどう?」
青木(照れたか、無言)
岩下「ちゃんと押さえてんのよ」
青木「いやあ、女の子3人ってのは難しいよ。嫉妬というのかな、メンバーの誰かがひいきされてるみたいに、お互いなっちゃってね」
岩下「なるほどねー」

青木「ほら、今、UAとか、・・・いろいろあるでしょ。ACOって知ってる?」
岩下「うん。『レディソウル』ってアルバムなのかな、レコード屋で見たよ」
青木「そうそう!3枚目のシングルは、ACOがボーカルなんだ。女性ボーカル!」
岩下「へー!(驚)」
青木「同じ事務所なんだよ。「One Night」をボーカル入りで出すの」
岩下「ああ、(『アーケストラ』の)最後の曲だね」
青木「そう」
岩下「いいよね。あの曲」

岩下「『トーキョー・ストラット』は、すごいいいアルバムだと思ったんだ」
青木「YMO色が濃い。どちらかというと、俺や、川上、沖といった、岩下の昔から知っている連中の色が濃いアルバムだね」
岩下「へー、やっぱり、そういうのってあるの?」
青木「あるよ!管の人は、メロディ主体で捉えているから」

岩下「エイベックスどう?」
青木「小室が離れて、一旦傾いたんだけど、ELTで持ち直した」
岩下(笑)
青木「ソニーと比べると、宣伝もよくしてくれるし、理解ある。やりやすいよ」

岩下「新譜、青いよねえ!!(賛)とてもいいよ。ルイ君を入れた意味がすごくよくわかってね。近田春夫言うところのキープ・フレッシュというか、フレッシュであり続けるってことだと思ったんだ」
青木(苦笑い)
岩下「賛否両論となるのも、望むところなんでしょ?」
青木「うん。俺もルイを入れることには、最初反対だったんだ。インストゥルメンタル・バンドとして成熟していく道を選ぶこともできたのだけど、それを拒否したんだ」
岩下「詞も歌もすごく青い。ボーカル曲になった途端に、素人バンドみたいな勢い、というか、青さが出てくるんだよね。そこがいいなと思ったよ。その「青さ」が、望んでいたことなんだなってよっくわかったよ」
青木「うん。青い。その青い感じ。ボーカルも、機械でいくらでも直せるんだけど、そうしなかったんだ」
岩下「『トーキョー・ストラット』がすごいいいアルバムだっただけにね、吹っ切れたというかさ、それだけに、次に来るものとして、新譜がああなったっていうのは、すごくよくわかったよ」
青木「『トーキョー・ストラット』のスタイルなら、もっといいアルバムをあと2・3枚は、楽に作れた!でも、そういう路線を選択せずに、ああいう道を選んだんだ」

岩下「コンサートは、女の子が多いんだってね」
青木「最近、男が増えた。ルイが入って、ヘアーのファンが流れて来た」
岩下「荒っぽくなったでしょ」(笑)

(スペシャルズの「ステューピッド・マリッジ」で青木DJ一回目の幕のあと)
青木「スペシャルズ、って話が出たから、かけてみた」
岩下「おう!気ぃ遣ってくれたのかなあって思ったよ」
青木「いやいや」
岩下「いやあ、お変わりなくて、すごく嬉しいです!」
青木「どうも!」(にっこり)
岩下「(里香さんが、青木のDJは)谷中のときとだいぶ違うって」
青木「(笑)スカが多いね」
岩下「求道的というかね」
青木「いやいや。・・・今日は、ちょっとサービスモードかな」
岩下「そう?なるほど!」
岩下「一曲目、すごい好き!」
青木「ほんと?!(おお!って感じで)ファンボーイスリー」
岩下「まじ?!何枚目?」
青木「ファースト」
岩下「あれー」

岩下「(里香ちゃんを指して)この子さ、笠置シヅ子のファンなんだ」
青木「うん」
岩下「今時、珍しくないのかな?結構いる?」
青木「いや。珍しいでしょう」(笑)「スカパラ、(笠置シヅ子のカバーを)2曲もやっちゃったからね。「ラッパと娘」の方が、レコード会社うるさかったな」
岩下「そういえば、だいぶ大きく「コロムビアレコードのご厚意により」って(『パイオニアーズ』のジャケットに)書いてあったね。どうしてかね?」
青木「さあ。わからない。黒沢(明)だからかな?」
岩下「いや。昔、(大学時代)川上が「ジャングルブギ」演ったんだって言ってさ、「なんで、俺を呼ばんのじゃ」って思ったのよ」
青木(笑)

岩下「最近、お手伝いはしてるの?他のひとの」
青木「あまりないな。・・・ユースケ・サンタマリアのシングルを手伝ったよ。ちょっとだけね」

岩下「みんな言ってるよ」
青木「えっ?」
岩下「(困って)いや(何でもない)・・・、みんな言ってるのかなあと思って」
青木(笑。納得。竹中直人風に、俺の耳元で、ボソリと)「みんな言ってるよ」
岩下(笑)

岩下「何かね、10年前と、その間吹っ飛ばして、つながってる感じ。昨日のことのようだよ」(笑)
青木「そう?そうだねえ」(笑)

岩下「あのドラム・マガジン、本屋でたまたま見かけてね、表紙見て、びっくりしたよ。高橋さんとふたりでにっこりでしょ、なんかすごい嬉しかった。ぐっと来たよ」
青木「その雑誌は、インタビューもいいでしょ」
岩下「うんうん。練習するより恋愛ってね」(笑)
青木「多少、脚色されているな」(笑)
青木「何年前かな、幸宏さんのツアーで、幸宏さんと、俺と、スティーブ・ジャンセンで、トリプル・ドラム(笑)。トリプルだよ、ドラム3台並べて(笑)。あの頃からすると、夢のようだよ」
岩下(うんうん。そうだなあ、青木はスティーブ・ジャンセンのいたジャパンも好きだったものなあ。嬉しい。にっこり)

岩下「一番びっくりしたのは、『グランプリ』(間違い。本当は『トーキョー・ストラット』)の写真。肩車」
青木「あれはね、娘の幼稚園の入園式にね。写真家が来てくれて、・・・、いい写真なものだから。あの写真載せるのは、抵抗したんだけど、押し切られたよ」
岩下「うん。いい写真。いくつになる?」
青木「今年6つか」

青木「川上も、沖も、谷中も、・・・岩下が昔から知ってる人は、みんな結婚してるよ」
岩下「そうらしいね」

岩下「お母さん、元気?」
青木「3年前に亡くなった。事故で。あの家も売っちゃった」
岩下(言葉ない。腕を取る)

青木「(ムーンライダーズの)鈴木慶一もね、ほら、えびす温泉とかあるでしょ。ああいう関係で、何度か一緒に仕事して(知り合いなんだ)」
岩下「おう!」
青木「幸宏さんのツアーで、鈴木慶一が参加してね。前代未聞だってことでさ、岩下の実家に電話したんだ。でも、そのときは、確か、つながらなかったのかな」
岩下「へー、そうだったんだ!(まじ?それは残念!)慶一さんは『薔薇色の明日』(高橋幸宏のアルバム)のツアー以来だね」
青木「そうだね」
岩下「あのときのツアー、メンバーすごかったね!立花ハジメとかさあ!!」
青木「うんうん!」
岩下「懐かしいよう!」(笑)
青木「懐かしいね!」(笑)

(2回目の青木DJの幕のあと)
岩下「お疲れさま!あの、ジャンジャーンジャジャンジャン・・・(青木がギターの音色でキーボードを入れたメロディ)ってのは、ドンキーカルテットのテーマ?」
青木「あの、ジャンジャーンジャジャンジャン・・・っていうのはね、・・・「アパッチ」という曲なんだ。もとは、メキシコ民謡だよ」
岩下「ドンキーカルテットのテーマ、なのかなと思ったよ」
青木「似たようなもんだよ」
岩下「いや。この曲をドンキーカルテットがいつも演奏していたんだ」

岩下「青木の出番はこれでおしまい?」
青木「うん。今日はここまでだね」
岩下「今日は、久々にいい気持ちにさせて頂いた。ありがとう」
青木「いやいや、こちらこそ」
岩下「月一くらいでやっているの?」
青木「うーん」
岩下「不定期か?」
青木「うん。そうだね」
岩下「またうまく時間が合えば、是非来たいよ!」
青木「連絡するよ!」
岩下「うん!」

※ 何故、こんなものが記録されているかというと、この夜、あまりに楽しく幸せに時間が過ぎて、一体、どうして、こんなに幸せな気持ちだったのだろう、一体、どんな話をしたのだったか、と、帰りの始発電車で、記憶をたどって、だだーっとメモしたのでした。私は最後、ものすごく照れてしまい、きちんと別れの挨拶はせずに、ひとり、消えるようにお店をあとにした。その余韻がメモに反映されている。これから滅多に会えないし、残しておきたいような気がしたんでしょう。当時、人生に滅入り切っていた自分としては、久々のしあわせでフクザツな感情がわき起こったようだった。

その頃、テレビや町なかで、スカパラの音を聞かない日はなかった。私は、彼らの成功を心から喜んでいた。売れているかどうかはどうでもよくて、いい仕事をしていることが大切で、それがうれしかった。共演・共作というかたちで、学生の頃の夢がどんどんかなっていく。美しい人生に思えた。プロになる気配など毛頭なかった高校の頃から「ファン」だったことは、へんな「誇り」みたいな気分だった。しかし、離れすぎて、連絡を取る気も起こらないまま、時間が過ぎた。いろんな意味で遠すぎたのだ。

この当時、スカパラは、エイベックスに移籍したばかりで、杉村ルイ(Vo)を入れた『アーケストラ』というアルバムを発売したばかりでした。青木は1966年8月15日生まれと記録があるので、このとき、彼と私は、32歳になったばかりだった。青木は33歳になることはなく、私は今年43歳になる。

歳を取る理由がわかった。生きているからだ。

今、眺めてみると、なんてことない、ひさしぶりに再会した同級生の会話でしかない。学生モードからの延長だから、32歳の会話としては、内容も幼い。・・・でも、なぜだか、幸せだった。不思議だけれど。(学生の頃、毎日のように話していたことは、ほとんど思い出せない。一緒に音楽聴いて、映画見て、たぶん、同じような話をしていたんだろう。もっとギャグが濃かったか。あきれるほどたのしい時間だった。)

当時独身だった私は、結婚の話題は避けたようだ。「Stupid Marriage」なんてかけるから、余計なことを考えさせられる・・・。でも、だからって、今さら、どうということもない。本当に大事なことは、なにも話せないのかもしれない。そんなものなんだろう、旧友なんてものは。

そして、それは俺も同じだった。当時の私も、いっぱいいっぱいだったのだが、そんな部分を、彼に見せようとはしていなかったことだろう。

それでも、会いたいひとには、会っておいた方がいい、と思う。「人間嫌い」の私には、いまだにしんどいことなのだけれど。

なくなった年の暮れ、青木が中学生のときからずっと愛していた高橋幸宏さんは、『ディアレスト・フール』というアルバムを発表された。冒頭の曲は、「everyone says I love you」という題名だった。お馴染みのネタが頭をよぎる。

「みんな言ってるよ」
  ・・・え?なんだろう?
「青木くん、み~んな言ってるよ。みんな、言ってますよ!みんな言ってる・・・。」
  ・・・え?なになに?気になるなあ。
「みんな言ってるよっ!」
  ・・・えー???なんて?なんなんだ?!
「みんな言ってます!!そいじゃ」
  ・・・え、えーっ!!一体、なんのことなんだ???!!!(恐怖)

オチがあったんだね。「愛しているよと」。

10年前のあの日、スカパラのBBSには、大変な数のファンからの追悼コメントが並んだ。

幸せな人生だったと、信じています。

15歳の春。知り合った日のこと、今でもしっかり覚えてる。たぶん、ずっと忘れない。おかげで、僕は、今も、音楽のトリコだ。

改めて、ありがとう。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

(自分によるコメント1)
そう言えば、この晩、どんな曲を、彼がかけていたのか、記録はないけど、一曲だけ思い出した。

それは、Elvis Costelloの「I wanna be loved」だ。

洒落た曲、かけるんだなあって思ったんだ。

コステロに、大勢のひとがキスしていくPV(たしかゴドレー&クレーム作品?)でも有名な曲だ。

「大丈夫だよ。愛されているから」と、今なら、言いたい。 

(自分によるコメント2)

前、墓参りしたとき、線香代わりに、俺もハイライトに火をつけたんだ。半年苦労した禁煙が、そこで終わった。

高一のとき、俺に煙草を教えたのもあいつだったのよ。(笑)

煙草吸ってろよ、と言われた気がしてる。(笑)

そのうち行くからと、伝えて下さい。 

(自分によるコメント3)
音楽の話ばっかりしてたんだねえ、旧友再会としちゃ珍しいでしょ。でも、それがうれしいんだな。そういうところの波長がすごく合った。

楽しい夜だった。

私は、このところのライブ通いで、終わってひとり会場をあとをするとき、高揚して「あぁよかったあ」ってニコニコしながら、思わず独り言が出ることがままある。

11年前のあの晩も、同じようにシアワセな気分だったのだろう。実生活では、今も、娘とのひとときを除いては、ほとんど現れない感情なんだ。当時は、まるで忘れていた感情だった。

だから、逆に、胸に来ない音楽を聴かされる羽目になると、実は、ひどいネガティブが襲ってくる。そういう面倒な人種であることは、対話にもなにか現れている感じ。

青木と知り合えて、良かったと思います。自分の孤独感をすごく埋めてくれた。おかげで、今、生きてるってところもある。

いずれあいつとまた会える。そう思うと、死の恐怖も少しはやわらぐよ。

それまで精一杯生きようと思うよ。

(コメントも、2年前のmixiから転載しました。)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

ちなみに、冒頭のみ登場する高木里香ちゃんは、私の友人で、今は、「ハッピー★ホッピー」というウクレレ+パーカッションのデュオで昭和歌謡とかを歌ったり、ウクレレ講師をしたり、活躍中なのだ。昨年は素敵なアルバムも出したし、ライブも積極的だ。「スカパラのファン」だった彼女が、いまや音楽を仕事に出来ている。12年とかいう月日は、そういう長さなんだなあ。

心新たに。・・・と願うばかりだ。

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